最近、「親ガチャ」という言葉を耳にします。
何となくワイドショーに取り上げられていたのを見ていましたが、あまり良いワードではないですよね。
そこで「親ガチャ」という言葉が広がる要因は何なのか。また、家庭内トラブルについても掘り下げてみました。
若者の間で広がる新語「親ガチャ」

若者の間で「親ガチャ」ということがSNSなどで多く使われるようになり、各ワイドショーで取り上げられました。
「どういう境遇に生まれてくるかは運任せ」ということを、何が出てくるのか分からないカプセル式のおもちゃにたとえた言葉。自分の境遇に恵まれていないことを「親ガチャに外れた」と嘆くなど、若者の間で使われています。
「親ガチャ」と呼ばれるようになった背景には、『SNSの普及』と『乏しい経済成長の中で親世代の格差自体が開き、固定化されてしまっていること』にあると言われていますが、中には「低身長なのは親ガチャの失敗」など容姿などを嘆く際にも使われているようです。
ツイッターではこの「親ガチャ」に対する意見が殺到しました。
「親ガチャは虐待などは除いて、うまくいかないときの愚痴に使う分には良いと思う」「若い人はそれほど気にして使っていない」と使用するケースによっては肯定的な意見も見られましたが、
「親ガチャっていうワードは嫌い」「自分が親ガチャ失敗と言われたら凄く悲しい」「そんなことを平気で言える若者がいて驚いた」などと、抵抗感を持つ書き込みが目立っていました。
「子ガチャ」という言葉も同時に話題になったそうです…。「子ガチャ失敗」もしそんな言葉を使う親がいたら軽蔑してしまいます…。
子どもは親を選べません。ですがこのような言葉が流行るのはなんとも寂しく感じてしまうのは私だけでしょうか?
芸能界からの「親ガチャ」に対する意見

ネット上で話題になっている「親ガチャ」について、芸能界ではこのような声がありました。
『五体不満足』の作家、乙武洋匡氏はnoteで「私、はありがたいことに゛親ガチャ”に恵まれた。」と述べる一方、「私が『大外れ』を引いたガチャもある。それは肉体だ。(一部抜粋)」と生まれつき持っていた先天性四肢欠損という障害についても赤裸々に語りました。
また、脳科学者の茂木一郎氏は自身のYouTubeチャンネルで、親の資質や経済状況、趣向が異なるのは当然だし、「親ガチャというのは統計的に親がバラけてるというのを現わしてるだけ」と説明しました。
そして「親ガチャが叫ばれなくためには子どもは社会全体で育てる意識を持たないと」と話しました。
孫のことで口論?家庭内事件

最近、家庭内での事件が多くなっています。
大きなニュースではありませんが、このような事件がありました。
9月14日、北海道稚内市の住居で、63歳の男が息子夫婦の頬をビンタするなどし、逮捕されました。
警察によると、自宅で同居する22歳のアルバイト従業員の息子と21歳の息子の嫁に対し、
男が孫への接し方について息子の嫁にアドバイスしたところ、無視されたことで口論となり、カッとなって暴行したということです。
SNSNでは「ビンタくらいで警察呼ぶ?」「同居してるのに無視したらダメだよ」と父親である男に同情する声や、
「息子の嫁にまで手を上げるのはヒドイ」といった暴力行為を問題視する声も上がっています。
状況を見ていないのでなんとも言えませんが、家族だからといってお互いを理解し合える存在にはなれないんですね。
コロナ禍で広がる家庭内トラブル

コロナ禍で配偶者からのDV(ドメスティック・バイオレンス)が世界的に増加しています。
日本国内では、2020年の4月から1年で、DV相談が1.6倍に増加し、全国にある配偶者暴力相談支援センターや24時間電話・メール相談のDV相談プラスには、毎月1万5000件を上回る相談が届くといいます。
コロナで収入減や、ステイホームで夫が家に居る時間が長くなることから、ストレスとなって喧嘩やDVに発展してしまうのだそうです。
この状況でよく言われるのは「コロナ離婚」ですお互いに慣れないなかで負担がかかっていることを理解し合い、喧嘩腰にならないように話し合うことが大事です!
といっても、いつもその時間に居ない人が家に居るのは、仲が良くてもストレスになることは避けられませんよね…笑
まとめ
自分が将来、自分の子供に「親ガチャ失敗した」なんて言われたり思われたりしたらショックです…。
家庭の経済状況は簡単に変えられるものではないし、容姿はどうしようもありませんよね。
ですが、精一杯の愛情を持って接していくことが大事だと思います。
夫婦仲良くいることも大切ですね♪