昨日発表されたノーベル物理学賞で日本人学者が受賞しましたね!
どのような研究をされていたのか、受賞した真鍋さんはどういう方なのかを調べてみました!!
地球温暖化予測に貢献、ノーベル物理学賞に真鍋さん

今年のノーベル物理学賞に地球温暖化研究の第一人者として知られる真鍋淑郎さんが選ばれました。
真鍋さんがどのような功績を残したかというと
【二酸化炭素の増加が温暖化を進める】という関係を明らかにしたのが真鍋さんです!
①地球の気候を物理的にモデル化し温暖化の正確な予測を可能にした
②二酸化炭素が2倍になれば表面温度が2度上げると初めて予測した
受賞するのは真鍋さんの他に、クラウス・ハッセルマさん(89・ドイツ)、ジョルジョ・パリ―シさん(73・イタリア)で、受賞者の3人は賞金1000万スウェーデンクローナ(約1億2000万円)を分けることになります。
どうして米国籍を取得したの?

真鍋さんの受賞に日本中が湧きましたが、いまいち「日本人の受賞」と言えるのか・・・という違和感を覚える方も多いようです。
なぜなら、真鍋さんは1970年に米国籍を取得しているから。
一部では、こういう時にだけ日本人扱いするのはおかしい
とか、日本出身の受賞は誇らしい
といった「真鍋さんは日本人かそうでないか」の論争も起きているようです・・・💦
ですが一番重要なのが【なぜ真鍋さんは米国籍を選んだのか】というところにあります。
58年に渡米し米国で研究を続けてきた真鍋さんはその理由について『日本人は調和を重んじる。イエスがイエスを意味せず、周りが何を考えるのかを気にする。米国人は好きなことをやる。私は私のしたいことをしたい』と語っています。
やはり日本では基礎研究費に恵まれないこと、国民性にそのような人材を輩出しにくいという所があるようですね。
ネットでも日本から祝福のコメントが寄せられる一方で、
「日本の研究者が日本で研究できる環境作りを」
「日本では十分に研究費が得られずに海外に飛び立ち成果を上げられた方ばかり」
「優秀な人材が金銭的問題で国外に流れませんように」
といった声が目立ちました。
実際、真鍋さんの研究もアメリカ政府が莫大なお金を投資してくれていたそうです。
こういった偉大な研究を成し遂げるには経済的支援が必要不可欠です。
日本での基盤づくりは今後の為にも考えられたら良いと思います。
ノーベルといえば話題に出る村上春樹氏

毎年この時期になると日本で話題になるのは「村上春樹氏は今年ノーベル文学賞を受賞するのか」ということです!
村上さんのファン「ハルキスト」たちが発表当日に集ってアナウンスを待つというのもおなじみのものですよね!
どうして毎年村上氏に期待が寄せられるのでしょうか??
ノーベル文学賞とは?
『文学の分野で、ある理想的な方向性をもち、最も傑出した作品を作りだしてきた者』
1.受賞対象作品はない。
2.対象国の制限はない。
3.対象言語の制限はない。
4.候補者は発表されない。
どんな作家さんでも可能性があるということで、村上春樹氏が最終候補者に選ばれたかということも分からないんですね。
ではどうして村上氏が受賞発表の度に注目されているかというと、
2005年に村上春樹氏の『海辺のカフカ』がニューヨークタイムズの年間ベスト10に選ばれたり、
2006年にチェコの国際文学賞フランツ・カフカ賞を受賞するなどしたころに有力視され始めたこと、
さらにノーベル文学賞受賞者を予想するイギリスのブックメーカー(賭け屋)のオッズに常に村上氏の名前が上位に位置していることから日本のファンからも期待が高まったということです。
今まで日本人は川端康成氏、大江健三郎氏が受賞しています。
今年も掛け屋のオッズに村上氏が最上位グループ6人に入ったと報道もされています!
2021年のノーベル文学賞の発表は10月7日の日本時間午後8時になります!
今年は誰が受賞するのか、楽しみですね!
まとめ
1ヶ月後の天気予報など、長期予報ができるには真鍋さんたちが作り上げたシステムを応用して作られているのだそうです!
本当に素晴らしいですよね!
日本でも多くの研究者がノーベル賞を受賞してきましたが、研究には初期投資が必要だということ、日本はもっと柔軟に考えて研究費用を捻出することが今後の未来を変える力になるのではと感じました。