子どもの育て方・しつけで難しく親が悩んでしまうのが「子への叱り方」です。
「つい叱り過ぎて後で後悔した」「適切な叱り方が分からない」という悩みを抱えている親は結構います。
子どもの年齢・性別によってもどのような叱り方をすればよいか判断するのはとても難しいですよね。
ということで今回の記事では親が悩む子供の叱り方についてお話ししたいと思います。
叱り方のポイント

子どもが何か悪いことや危ないことをして叱るときに、まずこのようなことを意識してみましょう。
♦子どもの目を見て話す
♦叱る前に子どもの気持ちを理解する
♦長時間叱らない
♦叱る理由を分かりやすく端的に伝える
まずは子どもと向き合うことが大事!
頭ごなしに叱っても、親の伝えたいことを理解させるのはとても難しいです。
だから、その場はおさまっても同じ失敗を繰り返してしまいます。
親は根気が必要かもしれません。ですがそうすることで効果的に子どもに伝わります。
叱るときにやってはいけないこと

次は、叱るときにやってはいけないNGポイントです。
ついやってしまいがちなのですが、子どもには逆効果!叱る前に一度思い出してみてください。
子どもを叱るときのNGポイント
・大声で怒鳴りつける
・叩いてしつける
・人格否定する
NG①大声で怒鳴りつける
大人が感情的に怒鳴っても、子どもには親の気持ちは伝わらず、親の威圧的な態度に怖がってしまうだけです。
あくまでも親は冷静に、何がいけないのかを言葉で伝えるのが大切です。
「叱る」と「怒鳴る」は違うということを覚えておきましょう。
NG②叩いてしつける
しつけで衝動的に叩いてしまう親御さんもいるかもしれません。
でも、叩くことは子どもに恐怖を植え付けてしまうだけ。
さらに、厳しい体罰で子どもの脳が委縮してしまうという医学的データもあります。
叩くことはデメリットしかないのです。
NG③人格否定する
「お前はダメな人間だ」なんて人格否定したり、他の子と比べるような行為はお子さんが劣等感を感じて、成長してもそれを引きずってしまいます。
できないことを怒ったり子を否定するよりは、できたことに対して褒めることを積極的にしましょう。
年齢別の叱り方

親が話すことに対しての理解力は新生児の頃はほとんどありませんし、徐々に理解していくものです。
子どもの成長に合わせて怒り方も変えていった方が良いのです。
・1~2歳
長々と叱っても、どうして怒っているのかを理解できず、同じ失敗を繰り返してしまいます。
叱るときはシンプルに「ダメだよ」「危ないよ」など。
この時期は子どもを怒ることよりも、危険な行為をしないようママやパパが回避できるように心がけるのが大事です。
・3~4歳
徐々に親の言うことを理解するようになる頃です。
どうしていけないのか、叱る理由を必ず添えて伝えましょう。
・5~6歳
一方的に叱るのではなく、「同じ間違いをしないためにはどうすれば良いと思う?」など、子どもに考えさせるように対話形式で話しましょう。
一緒に考えたり、解決策をアドバイスするのもおすすめです。
まとめ
子どもを叱るときは、時に命を守ったり、社会のルールを理解したり、他人を思いやる心を育てるという子どもにプラスになることでもあります。
上手な叱り方をすることで、子どもを伸ばすことにも繋がるので、ぜひ今回紹介したことを覚えてもらえたらと思います。
叱り過ぎてしまった場合はスキンシップをとったり、「ごめんね」と謝るなどアフターフォローも忘れずに行いましょう!
・大声で怒鳴りつける
・叩いてしつける
・人格否定する
・子どもの目を見て話す
・叱る前に子どもの気持ちを理解する
・叱る理由を分かりやすく端的に伝える