最近は日本でも大規模災害が多く起こっていますよね…
「記録的な大雨」という言葉が数年のうちに何度も出てきたように思います。
自然災害は予測できないから防ぎようがない!と思いがちですが、大きく考えるとそうでもないのです。
私たち人間の暮らしにも関わっていて、人間が作り出した災害とも言えるのではないでしょうか?
世界規模でこの問題を解決しなければならないですが、私達ひとりひとりに出来ることもたくさんあるんです!
COP26が重要なわけ

10月31日、イギリスのスコットランド・グラスゴーで行われたのは
【国連気候変動枠組条約第26回締約会議(COP26)】
ここでは、2030年までにCO2排出量をどのように削減して地球を救うのか、その方針を提示するために約200の国と地域の代表が集まりました。
日本でも岸田総理が参加しています。
COPは1995年から1年に1度集まり、気候変動がもたらす脅威への対応を話し合う会議を行っています。
人間の活動と気候変動は結びついていて、《異常気象》などの原因ともいわれています。
そこで、CO2排出削減のための計画(発展途上国は増えないようにするための計画)を立て、それを実行しなければならないのです。
COP26の焦点は
《世界の平均気温の上昇を「1.5度」に抑える》
ことを参加国が目指せるかということにあります。
「1.5度」にはどんな意味があるの?と思いますよね。
去年までの10年間で世界の平均気温が「1.09度」上昇しています。
気温が1度上昇することで、50年に1度という高温は4.8倍、10年に1度の大雨は1.3倍になっていると試算されているのです。
もし2度上昇したなら、50年に1度の高温は13.9倍、10年に1度の大雨は1.7倍にもなります。
+2.0℃ | 13.9倍 | 1.7倍 |
+1.5℃ | 8.6倍 | 1.5倍 |
+1.0℃ | 4.8倍 | 1.3倍 |
50年に1度の高温の頻度 | 10年に1度の大雨の頻度 |
世界の平均気温は、今世紀末までになんと2.7度上昇すると言われています。
これって恐ろしい事ですよね💦
そこで2030年までにどこまで低く抑えることができるか、ということで世界が「1.5度」を目標に目指していくことになります。
この目標を達成するには、2030年までにCO2排出量を45%程度削減することが必要になりますが、なかなか難しく、今の目標では逆に排出量が増加してしまうのではないかという懸念もあるのです。
大雨は地球温暖化によるもの?

世界規模の会議なので、私たちとの関りは薄く感じがちだったり、いまいちピンとこないかもしれません。
でも全く他人ごとではないのです。
今年の8月に西日本を中心に記録的な大雨が発生し、川の氾濫や土砂災害が相次いだのは皆さんの記憶にも新しいと思います。
気象庁の検討会によると、《地球温暖化による気温の長期的な上昇で大気中の水蒸気が増え、降水量が増えた可能性》があるとしています。
地球温暖化が命や将来に関わる問題だということが分かりますね。
今後気温が上昇し続けることによって、このような災害が起こる確率や頻度が高くなるので
COP26で行われた会議はとても重要だということです。
私たちにできることは

COP26で日本は、アジア各国の脱炭素化支援のために今後5年間で最大100億ドルの追加支援を行うこと、日本国内では電気自動車普及を加速させる方針を示しています。
では私たちができることってないのでしょうか?
身近なところで、日常生活の中で地球温暖化対策のためにできることが必ずあります!
また、お金の節約になることもあるので一石二鳥です!!
家庭でできる温暖化対策
エアコンの利用でCO2排出量が多くなっています。
例えばカーテンで太陽光の入射を調節したり、寒い時は着るものを工夫するなどして設定温度を変えてみましょう。
保温は多くの電気を消費しますが、ご飯は保温するよりもレンジで温めた方が電飾の消費を少なくできます。
身体を洗っている時にはシャワーを止めるなど、家族全員で取り組めば大きく減らすことができます。
通勤や買い物の際にバスや鉄道、歩きや自転車を利用することを考えましょう。
CO2削減にもなりますし、ガソリン代の節約や健康面でもメリットがあります!
まとめ
私たちはニュースを見て「あぁ、世界ではこういうことをしているんだ…」で終わらせずに、
地球が危険だということを認識することや、これだったら自分でもできるのではないかと考えるのが重要なのかと思います。
家庭でできることはたくさんあります。
一人では変化がない事でも、世界規模で取り組めば大きく変わります!
これからも考えていきたいですね!