秋と言えば・・・『芸術の秋』ですね~。(私にとっては『食欲の秋』笑)
色んなアート作品に触れてみたくなりますね。
私は細かいものや精巧な食品サンプルなどを眺めるのが大好きです 😆
ミニチュア写真家の田中達也さんのミニチュア展、行きたいなぁ~♪
アートといえば、最近世間をにぎわせる【バンクシー】
謎に包まれているからこそ、魅力がありますよね!そんなバンクシーにまつわる話題をまとめました。
バンクシーの細断された絵画、最高額で落札

さっそくですが皆さん、こちらの絵はご存じでしょうか?

バンクシーの『風船と少女』という作品ですね。
この作品はバンクシーが2002年にはじめたステンシル・グラフィティ作品シリーズで、最も人気の高いバンクシー作品でもあります。
この絵が世界的に話題になったのは、2018年にロンドンで開催されたオークションで、額縁におさめられた風船と少女の作品が1億7000万近くの値段で落札された直後、額縁に仕掛けられた機会によって細断されたエピソードです。
バンクシーの代理人はこの作品を新たに『愛はごみ箱の中に』と名付けました。
このニュースは結構衝撃的でしたね・・・!
このシュレッダーで裁断されたバンクシーの『風船と少女』が10月14日ロンドンで競売にかけられ、落札されました。
3年前は1億7000万、今回は・・・
1858万ポンド、約29億円です!!!
過去バンクシー作品での最高額は約26億ですから、それを大きく上回る最高額で落札されました!
バンクシーって?

現代でこんなにも有名なアーティストは珍しいですが、
バンクシーについてどのくらいご存じですか?
謎に包まれているイメージがあり私もあまり知らなかったので詳しく調べてみました!
謎の多いバンクシー
バンクシーは、壁にスプレーで絵を描くというスタイルで作品を残すスプレーグラフィティ文化をアートとして広めた神出鬼没のアーティストです。
バンクシーにはこのような特徴があります。
人の前に一切姿を見せない
本名を知る人はごく少数の彼の友人のみ
社会風刺的な作品が多い
上記を見ると本当に謎ですね・・・。
日本でもバンクシーが描いたかもしれないと思われるスプレーアートが見つかりましたが、
バンクシーは世界中のストリートや壁、都市の橋梁などの公共物にスプレーを使って描き去っていくというまさに神出鬼没なアーティストです。
作品は社会風刺的なダークユーモアに溢れたものが多く、時には美術館や博物館に無許可で陳列するという過激なパフォーマンスをしたりしています。
描いた絵が高額で売買される有名なアーティストでもありますが、見つかれば法を犯した犯罪者として逮捕される活動をしていることからメディアでは『アート・テロリスト』とも呼ばれています。
芸術?犯罪?このアートは違法行為?

バンクシーについて疑問に思う方は多いと思います。
【芸術家のバンクシーは公共物や私有物に絵を無許可で描いているけど、なぜバンクシーは罪に問われないのか?】
一般人が同じことをすると罪に問われるので当然そう思いますよね?
日本の法律では、公共物や私有物に落書きをすると建造物等損壊罪(5年以下の懲役)になる可能性があります。
また他人の物に落書きをした場合は器物損壊罪(3年以下の懲役、または30万円以下の罰金、もしくは科料)が成立する可能性があります。
海外でも同様に罪に問われます。
ではなぜ、バンクシーは罪に問われないのか?
それはバンクシーがそこに絵を描くことでその物の価値を高めるから。
先程記述した『損壊』には『その物が本来持っている価値を低下される行為』が含まれていますが、
バンクシーの落書きは価値を低下させるどころか高めることになるので、器物損壊罪などが成立する可能性は低いのです。
ですが、モラル的にみるとバンクシーのやっていることはいけないことなんじゃないかと思ってしまいますね💦
まとめ
バンクシーの作品には強いメッセージ性を感じますよね。
でも公共の場所で描いたら「それは落書きじゃん!」という気持ちも分かりますね💦
現在東京では『バンクシーって誰?展』が開催されています。
興味のある方はぜひ行ってバンクシーの世界観を確かめてみては??