コロナ禍での東京五輪2020が幕を開け、世間の話題はオリンピック一色、ニュース番組でも半分以上がオリンピックの話題になっています。
そんな中、新型コロナウイルス感染症の新規感染者は過去最多を更新するなど予断を許さない状況です。
今回はコロナに関する最近のニュースに加えて、コロナワクチンについての知識をお伝えしたいと思います!
新型コロナウイルスの感染状況

感染者数、過去最多を記録
7月28日、全国で9576人の感染が発表されました。
1日の発表としては9000人を始めて超えて過去最高となりました。
東京都においては27日に2848人、28日に3177人と3000人を超えて2日連続で過去最多を更新しました。
3177人という数字は先週に比べ1345人も増えていて、感染の急速な拡大が止まらない事態となっています 😥
医療従事者のコロナワクチン接種について

河野太郎行政改革担当相は7月27日の記者会見で、医療従事者向けの新型コロナウイルスワクチン接種が全都道府県で完了したと発表しました。
政府の集計によると、2回接種を終えた対象者は約567万人と、当初想定されていた480万人を上回りました。
コロナワクチンの違いは?

新型コロナウイルスワクチンの特徴
ファイザー | モデルナ | アストラゼネカ | |
接種方法 | 3週間隔で2回 筋肉注射 | 4週間隔で2回 筋肉注射 | 4~12週間隔で2回 筋肉注射 |
発症予防効果 | 95% | 94% | 76% |
接種対象者 | 16歳以上 (米国では12歳以上) | 18歳以上 | 18歳以上 |
変異株に対する効果 | 英国型には効果あり 南アフリカ型には 効果がやや低下 | 英国型には効果あり 南アフリカ型には 効果がやや低下 | 英国型には効果あり 南アフリカ型には 効果無し |
主な保管方法 | 冷凍 -75℃±15℃で 6か月保存可能 | 冷凍 -20℃±5℃で 6か月保存可能 | 冷凍 2℃~8℃で 6か月保存可能 |
接種後の副反応
接種1回目 | 接種2回目 | |||
ファイザー | モデルナ | ファイザー | モデルナ | |
接種部位の痛み | 86.6% | 82.7% | 79.3% | 85.0% |
疲労 | 40.3% | 18.7% | 60.3% | 63.3% |
頭痛 | 32.8% | 13.3% | 44.0% | 47.6% |
筋肉痛 | 14.3% | 37.3% | 16.4% | 49.7% |
悪寒 | 25.2% | 5.3% | 45.7% | 50.3% |
発熱 | 14.3% | 2.0% | 32.8% | 40.1% |
(厚生労働省HPより作成)
接種による予防効果に関しては、インフルエンザワクチンに比べても高く、
どの製品のワクチンを使っても効果が見込めるということが分かります。
副反応については、接種部位の痛みの他に、2回目の接種後に多くの人が痛みや倦怠感、発熱などの症状がありました。
妊婦のワクチン接種の影響は?

私も現在妊娠中なので、【妊婦がコロナワクチンを接種して良いのか】ということにはとても関心がありました 😥
打ちたい気持ち、打つのをためらう気持ち両方ありました。
♦ワクチンを打ちたい理由
・妊婦検診などで頻繁に外出するため
・出産時に母親が感染していたら、生まれた赤ちゃんにも感染する恐れがあるため
♦ワクチンを打つのをためらう理由
・副反応によって母体、胎児に影響があるのではないか
・都会に住んでいないため感染リスクは少ない
厚生労働省のHPにはこのように記載されていました。
Q.私は妊娠中・授乳中・妊娠を計画中ですが、ワクチンを接種することができますか。
A.妊娠中、授乳中、妊娠を計画の方も、ワクチンを接種することができます。mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンが妊娠、胎児、生殖器に悪影響を及ぼすという報告はありません。(厚生労働省HPより抜粋)
米国での研究
米国では2021年5月現在、約10万人以上の妊婦が新型コロナウイルスを接種しています。
妊娠中にコロナワクチンを接種した約3万5千人の研究報告では、発熱や倦怠感などの副反応の頻度は非妊娠女性と同程度で、
胎児や出産後の影響は認められませんでした。
つまり、妊婦がコロナに感染するリスクよりも、ワクチンでの副反応のリスクの方が小さいということが分かります。
妊婦の方はしっかりとリスクについて正しい知識を得ることが大切ですが、
私自身はワクチン接種の時期がきたら受けたいと思っています。
まとめ
オリンピックで世間が盛り上がる中、医療現場はひっ迫しています。
医療従事者のワクチン接種が完了し、一般の方への接種が行われていますが
『恐ろしいほどの感染力』と言われているデルタ株の感染が徐々に広がるなど、
コロナとの戦いは長期戦になると思われます。
日々の感染対策をしっかりと行うことが重要ですね!